社名の由来

社名の由来~入間の地名伝説「射留魔」~

私たちいるま鬼丸は、古くから埼玉県に伝わる、「三本足からす」の伝説から社名を取りました。

私たちがにんにくを育てる農場、また本社の所在地でもある「入間」。

この入間の地名の由来ともなっている、昔話「三本足からす」をここでご紹介します。

~三本足からす~

むかしむかし、ある年の夏のこと。

武蔵の国では幾日も幾日も雨が降らず、ひどい暑さと日照りが続き、雨が全く降らず、作物はみな枯れてしまいました。

 

 

それはどうした訳か、この年に限って、空には太陽も二つも輝いていたのです。

焼けるような暑さはこの二つの太陽のためでした。

 

 

この話を聞いた都の天子さまも大層ご心配になり、誰か弓の名人を連れてくるように命じられました。

2つの太陽のうち、どちらか1つがさしずめ魔物であろうから、これを射落とそうと言うことでした。

 

すると、家来の1人が天をつくような大男を連れてきました。

この男は、飛ぶ鳥であろうが、どんな獲物も1本の矢で射止めてしまうという弓の名人でした。

男は、大きな弓とこれまた大きな1本の矢を持つと、京の都を後にして武蔵の国へ向かいました。

 

何日もかけて武蔵の国にたどり着いた男であったが、じりじりと焼けるような暑さと強い陽射しが男を襲いました。

男が歩いていると髪の毛に火がつき、またさらに歩いて行くと、今度は着ている服が焼かれるというような凄まじい陽射し。

このため、男はとうとう暑さのために倒れてしまいました。

ところがちょうどその時、日が西の空に沈み始め、男は命びろいしました。

男が目を覚ますと、それはちょうど夜が明けて、東の空から太陽が上がってくるころ。

そして今日も地平線から太陽は2つ昇ってきました。

男は高い岡の上に立つと、どちらが本当の太陽か見極めようとしました。

すると、1つの太陽がその正体を現すかのように、男の方に迫ってきます。

男はその迫ってくる太陽に、矢を放ちました。

みごと矢は魔物の太陽に命中して、たちまち光を失い黒い雲とともに三本足のカラスになって落ちてきました。

その結果、草木は元のようにイキイキと育ち、作物はまた収穫できるようになり、平穏な生活が戻ってきました。

 

そのときの魔物が落ちたところを「天倒山」(天倒天道は太陽のこと、山といっても入間川小学校の校庭あたり)

魔物の血で川となったところを「逆川」

太陽を討ったことから「日討」(川越市日東)

魔物を祭ったところを「日祭」(坂戸市入西)、また「日落射大明神」(毛呂山町の飛来大明神)と呼ばれるところもあります。

その魔物を射た矢が落ちたところは「矢颪」(飯能市) という地名で残っています。

こうして魔物を矢で射留めたことから、このあたり一帯を「射留魔」(入間)というようになったという伝説です。

我々は、「射留魔」にちなんで、農業法人「いるま」鬼丸と致しました。

 

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